…オレも、下りるか。


突き落としたと思われたら厄介だけど、


そんな物騒なコト、やってねぇし。


ま、言い訳は何とでもなるか。


アイツ取り逃がす方が、惜しいからな。


足早に…歩道橋から下り道路に向かう。






「おい、大丈夫か?」


「とりあえず…救急車呼ぼうか…」


男と女が暗がりの中、二人でオロオロしていた。


その前に現れたオレを見て、目を見開く二人。