「みう、ちょっと酔ってる?」


「ぜ~んぜんっ!うふ~っ。なぁんか、足がフワフワするよ」


…大丈夫かな。


学校の話になると、やたらお酒がすすむな…とは思ってたけど。


ワイン一本あけてたし…結構強いと思って見てたら、どうもそうじゃなさそうだ。


顔が少しも赤くならないから、気付かなかった。


「さ、車乗って。足元に気を付けて…」


扉を開け、車に乗り込むみうが一瞬フラつく。


とっさに手を伸ばし、みうの身体を支えた。