彼女は身を隠すように、しゃがんで私の机にしがみつく。


教室の入口に見えた姿は…


この間、私を体育館で襲った


あの最低ヤローの舎弟的存在のヤツらだった…。


彼女の言う事が本当だとしたら…


朱兎はあの後、アイツの元に行ったの?


ヤツらは教室に入ってくると、一目散に私の所へ向かって来る。


「オラーッ!ぶっ殺すぞテメェ!!」


ガンッと机を蹴りながら、私の近くへ走ってくる。