…亜沙美





何でいねぇんだよ…。


さっきまで一人の少女がオレの腕の中にいたはずが…。


夜の冷えた学校で…


オレは一人横たわっていた。


…まさか、オレが女に逃げられるとは。


亜沙美は賢そうだから、ちょっと勿体ぶった方がいいかと思ってたんだけど


…そうでもなかったかな。


あ~、虚し。


こんなトコに置いて帰んなよな。