亜沙美は、そんなオレの前まで歩いて来ると、ベッドの横にしゃがんで顔を近づける。


「愛斗…昨日のお礼に、ご飯作ったから食べて?味は保証付きだから」


「あぁ…ありがとな。あのさ、オレ亜沙美に何か…した?」


ガラにもなく、恐る恐る聞いてみる。


怖いもんなしを豪語して生きてきたオレだけど…。


今日この…亜沙美の答えほど恐ろしい物はなかった。


間違いであって欲しいという思いも虚しく…。










「…愛斗、ずっと私の胸触ってたよ?かわいかったぁ~」


…神様


いや、亜沙美様…


嘘だと言って下さい…。


オレの中で


何かが


ガラガラと音をたてて、崩れ落ちていく気が
…した。