部屋に戻った月子は、鏡の前で裸になった。 代わり映えしない、相変わらずの女ヒョウがそこにいる。 バスルームに行き、シャワーを勢いよく出した。 この水で流れてよ、消えてよ、跡形もなく消えて……私をもとの体に戻してよ…修二さんと抱き合える体にしてよ……。 シャワーは涙を流しても、ヒョウ柄は流さなかった。 月子の身と心は凍え…涙さえも凍えきった。 何ときついカリキュラム……物語は、まだまだこれから……。