二人ははしゃぎまわり、周りから見たら普通のカップルだったと思う。
私もアキラ君もすぐくたびれ、後半は砂浜でお喋りしていた。
私達の前をヤドカリが歩いている。
アキラ君は砂のお城を作り、その中にヤドカリを入れた。
「アヤさんも一緒に作ろう。」
そう言ってアキラ君は、私の方にも砂を寄せてきた。
二人で喋りながらお城を作り始める。
逃げようとするヤドカリを、アキラ君は必死で連れ戻していた。
「ふぅー、完成♪」
見事に立派なお城ができ、私とアキラ君はハイタッチした。
ヤドカリも気に入ってくれたらしく、今度は逃げようとしない。

