平日なのに、お店の中は賑わっていた。 「もうすぐタツヤの誕生日でさぁ~」 ナエは楽しそうに香水を眺めている。 私はというと、 たくさんの香水の香りに酔っていた。 「早くして~・・・何か気持ち悪いよ・・・」 「あ~、コレ良い香りだよ!!アヤ、嗅いでみ!!」 オエェ 勘弁して・・・ 私は店から少し離れ、避難した。 ベンチに座り、辺りを見渡してみる。 人、ヒト、ひと・・・ こん中から、あの人を探すなんて不可能だ・・・。