さっきから風が強くなった気がする。
酔いが醒めた。
いっきに醒めた・・・。
後ろから、足音が聞こえた。
ナイスタイミングだと思うよ。
私は立ち上がった。
「あ、アヤさん。水・・・・・」
アキラ君の方、見たくない。
つうか、見られない。
「帰る。じゃ」
私はアキラ君に背を向けて、早歩きで歩き始めた。
「え?!アヤさんー・・・待って、送るよ」
後ろの方でアキラ君の声がする。
来るな。
「そのままじゃ車運転できないって!!もうちょっと落ち着いてからで・・・」
何言ってんの?
私は、アキラ君の方に、振り向いた。

