レンアイ思想


アキラ君が、パッと握っていた手をはなした。




だ・・・・・




誰だよ!!あの酔っ払い!!




ふざけんなッッ!!




私は歯を食いしばった。





あの酔っ払いをぶん殴ってやりたい。








「村上・・・」




アキラ君が呆れた声で言った。




よく見ると、酔っ払いも学ランを着ている。




「・・・・えーと、アキラ君の知り合い・・・?」





「うん・・・、何かゴメン・・・」




アキラ君はフラフラになった村上という男のもとに駆け寄り、介護を始めた。






・・・アキラ君は、友達思いなのね・・・。






村上をやっとの思いでベンチに座らせると、アキラ君はそのまま水を買いに行ってしまった。