私は車から降りて、久々のアキラ君をまじまじ見つめた。
ふふっ
やっぱカッコいいなぁーッ
アキラ君が、ミノルの弟だろうと何だろうと
やっぱり私、アキラ君が好き。
そう確信した。
一回告白流されたくらいで何よ!!
流されたんなら、また何回でも告白してやるんだから!!
「ムフフフ♪」
一人で笑い出す私を見て、アキラ君は少し引いていた。
「アヤさん」
アキラ君が手を差し出す。
??
私は意味が分からずアキラ君の顔を見た。
「・・・手」
アキラ君は少し赤くなっている。
あ、そっか、手つなぐのか・・・。
私は
「ゴメンゴメン」
と言って、アキラ君の手の上に自分の手を乗せた。
・・・・・。
なんかドキドキする・・・。

