あの後、アリスがいなくなった秘密基地の店内では誰も何も言葉を交わすことなく。どれくらいの時間がたったのだろうか、茜色の空に日が沈む頃に店のドアが来客を迎え入れるまで店内の時間はとまっているように感じられた。