それから、あっという間にお弁当を食べちゃった大賀くんは 「また作ってね♪志摩ちゃん」 って綺麗な笑顔で言ってくれた。 …あんなお弁当だったのに、美味しいって食べてくれる大賀くんは優しいね。 だから「絶対もっと上手くなる!」って誓った。 「大賀くんっ!」 「ん?」 「ありがとうっ…! 私、頑張りますねっ!!」 ちょっと大胆に、大賀くんの手を握って私は宣言した。