空を見上げる



そう思ったとき、私は立ち上がっていた。


「ごめん…やっぱ帰る。」


止まらない。


理性が保てない…


どうして聞きたくないのかも、自分がどうして、何を聞きたくなくて逃げ出しているのかも、すべてがわからない。


ごめんね空くん…



私は走って家に入った。