「翔君て、誰? 小児科病棟の患者?」
「そう、入院中なの。なかなかムズカシイ子でねぇ」
「いくつ」
「小学二年生」
七歳かそこらか。
見た目はまだまだ可愛い年頃だが一度面倒を感じたらどこまでもひたすらに厄介な生き物だ―――というのが兄弟も年下のいとこもいない泉の先入観である。
「ふぅん…」
歯切れの悪い友香に、その翔君とやらが無性に気にはなったものの、しかしここから先はプライバシーに関わると思い、泉は万能な相づちを打って自分から話題を終えることにした。
「ケーキ、美味しいでしょ?」
「うん」
友香が口を開ける。
「やっぱ一口頂戴」
「そう、入院中なの。なかなかムズカシイ子でねぇ」
「いくつ」
「小学二年生」
七歳かそこらか。
見た目はまだまだ可愛い年頃だが一度面倒を感じたらどこまでもひたすらに厄介な生き物だ―――というのが兄弟も年下のいとこもいない泉の先入観である。
「ふぅん…」
歯切れの悪い友香に、その翔君とやらが無性に気にはなったものの、しかしここから先はプライバシーに関わると思い、泉は万能な相づちを打って自分から話題を終えることにした。
「ケーキ、美味しいでしょ?」
「うん」
友香が口を開ける。
「やっぱ一口頂戴」

