「奈央おはよ〜」
昇降口でタイミングよく奈央と会った。
「おはよ。」
う〜〜〜ん
今日も相変わらず素っ気ないな・・・
「奈央・・・・?実は昨日―・・・」
奈央にはまだ昨日のコトを話していない。
「何?どーしたの・・・?」
ドクンッ・・・ドクンッ・・・
「ま・・・松井に・・・告ったんだ。」
「うそ――?!まぢで
そんで、松井はなんて?」
「考えとくって・・・」
「祐乃すごいよくいったねぇ〜」
「へへっすごく緊張したんだよ」
「・・・松井来るの待つ?」
カアアアッ
「・・・・え?」
名前をきいたダケで顔が赤くなる。
「もうすぐ来るでしょ?時間的に・・・」
むっ・・・
「ムリムリムリムリムリッ
合わせる顔ないってぇ〜〜〜(泣)」
あんなコト言ったんだから
それに・・・・恥ずかしくて松井の顔直視できない
「あ、松井きた。」
「うそっ」
バッ
奈央が指差す方に勢いよく振り向く。
「・・・・・」
よく見えない・・・
「・・・・・?」
目を細めて見直す。
誰かがこっちに向かって歩いてくる・・・・
あのエナメル・・・あの身長・・・
そして・・・あのクセのはいった髪は・・・・松井だ
カアアアアアッ
ム・・・・・ムリぃ〜〜〜