――翌朝




私と先生は帰る準備をしていた。




もちろん、夜は何もなかった。




少しドキドキしたけど…
さすが先生だね。




学校は7時に開く。
開いたら、すぐに帰って、3限目から学校に行くことにした。




先生はそうもいかないみたいだけど…




7時になり、私達はひっそりと学校を出た。




「じゃああとでな!」




「うん!バイバイ!」




昨日の告白か嘘のように、先生は“先生”らしくなっていた。




私が家に入ると、やっぱり誰も居なかった。




予想通り、置き手紙があった。




「わかってるよ」




私は置き手紙をグシャグシャに丸めて、ゴミ箱に捨てた。




それからのお風呂は、妙に寂しく、冷たく感じた。