「元気ないな?どしたん?」 教室に戻ってきた私に先生はそう声をかけた。 「ううん、なんでもないよ」 私って意地っぱりだ。 「もう寝ていい?」 「了解!明日6時に起こすから」 私がオッケーサインを出すと、先生は寝床の準備を始めた。 私が部活で使うはずだったタオルケットをロッカーに入れていた。 結構大きく二人なら余裕で入れる。 「おやすみ、先生」 「おやすみ」 こうして一日が終わったのだった。