その瞬間に和紗に集まる視線。 先刻までは目の前の男子生徒が壁となって、教室内を見ることは出来なかったが、今は男子生徒はドアの端に避けている。 よって和紗から教室は丸見え。 もちろん教室からも和紗は丸見え。 「えっ、あの、」 そのまま教師に視線を移動させると男子生徒同様、目を見開いて驚いている。 何なんだと拳を握ると、唐突に始まった高らかな笑い声。 一瞬にして和紗に向けられていた視線は音の音源へと向かう。