「夢乃……どこだろう?」 キョロキョロと適当に辺りを探す。 魔法は使わない。 力を消耗しちゃうだけだし…… 「失礼しまぁす。」 入ったのは夢乃のお母さんの部屋。 夢乃のお母さんは夢乃が小さい頃に病気で亡くなっている。 「ヒック………クッ……。」 奥の部屋から声が聞こえた。でも、泣いているみたい……もしかして夢乃? ガチャ 「夢乃………。」