【短】隣のお兄ちゃんと私

毎日毎日、ちくちくちくちく…ず〜っとあの日の私の態度を皮肉り、間違えて「お兄ちゃん」と呼べば罰としてキス。


最初は申し訳ないなと思っていたから我慢してたけど…


さすがに一週間毎日だとまいってくる。


といいますか…



「も〜毎日毎日毎日毎日…なんだってそんなにちくちく言われなきゃなんないわけ!?だって仕方ないじゃん!私は現に高校生で、学校の付き合いというものがあるの!お兄ちゃんって呼び方だって、生まれてこのかた17年。ずーっと呼んでたものを一朝一夕に変えられるわけないじゃん!それにっ!お兄ちゃんだから好きになったのに、お兄ちゃんって呼んでなにが悪いのよーっ!」



ぜーはーぜーはー


最後はわけのわからないことを言ってしまったが、私はとうとうお兄ちゃんに対して溜まっていた不満をぶちまけてしまった。


それこそ、生まれて17年で初めて。


お兄ちゃんの方を見てみれば、下をむいていて表情が分からない。


言った後でもう後悔。


こんなかんしゃく起こして子供みたいって思われた?別れたいって思った?


なんの反応もないお兄ちゃんに、不安はどんどん募っていく。