あたしは、嫌々裏庭に来ていた。 なのに、アイツ…遅い!あたしを待たせるとは、イイ度胸ね…。 「あぁ!もぉ!!」 イライラして大声を出す。 『何イラついちゃってんの?』 後ろから聞こえてきた声。 「…遅い!」 『俺のコト、待ってたんだ?』 彼は、あたしを見下ろして言う。 「アンタが来いって言ったんじゃナぃ!」 『イイ子だねー♪』 神城は、あたしの頭をなでてきた。 「やめなさぃよ…」 あたしはもの凄い、目つきでにらむ。