◆◆◆◆◆◆ ガラッ あたしは、教室の扉をゆっくり開けた。中は、少し薄暗かった。 「鞄、鞄」 電気もつけずに、自分の机へと向かった。 「あ…」 思わず声をあげた。あたしの机には、課題プリントが乗っていた。 しかも、全部答えが書いてある。 あたしの字ではない。誰の字かわからないけど…2人の字。 いかにも男の子って字で…きっと、アイツだ。