似あうってのは
 
 嬉しいけど…


 なんか…

 嫌だなぁ。



 耳当てしてる高校生は

 そうそういなくない?


 
 だから

 恥ずかしいけど…



 あさみんが似あうって

 言うんだから

 まぁ、いっか♪



 そう思って

 自分も手で耳当てを触った。




 『小学生がいるんだけど』



 隣から声がした。


 
 「なッ!?」


 声を出した時には

 隣に姿はなかった。


 
 昇降口に向かったのであった。