それから、坂之上さんはすぐに教室に戻り、私達の間には、ただならぬ緊迫した空気が漂っていた そして……遂に放課後… 私達は、一言も言葉を交えることもなく、坂之上さんが来るのを待った ――ガラガラガラ… 教室の扉が開く音がして、皆一斉に目をやる 「遅くなりました…」 坂之上さんは、息を整えてから、話しはじめた 「私、昨日、聞いたんです…… 土日に嶋野さんが、蘭河くんと新崎くんとデートしたって…」