縁ing for you物語

酢竿野はいそいそと純喫茶「園田」を後にし、ハイヤーに乗って家に帰って行った。



灘櫛はお持ち帰り用のレトルトのシジミカレーを買い、そっと酢竿野のデスクに忍ばせた。



「この想いがいつか届きますように・・・」





そんな灘櫛を山手部長が観葉植物の陰からじっと見ていることを、このときの灘櫛は知る由もなかったのだ。