あたしはその場で座り込んだ。 「………お前、何やってんだよ…」 淳君の声が聞こえる。 いや…もうやだ…。 耳塞ぎたい…。 ほんとに嫌だった。 もう耳を塞いでしまいたかった。 けど、出来なかった。 気付けばあたしの目からは涙が出た。