「ありがとうございます」 「それは良かったな」 「はい、では失礼します」 「気を付けて帰るんだよ?」 「はい、失礼します」 そしてあたしたちは軽く頭を下げて部屋を出た。 「あなたたち待って!」 お母さんが後を追って来た。