「デート…連れてってやりてぇんだけど…色々忙しくてさ…全然そんな余裕ねぇんだ」




「いいよ、デートなんか出来なくても」




「え?」




「デートなんていつでも出来るもん…それに、あたしは淳君が側にいてくれるだけで幸せだもん」



あたしはそう言ってニッコリ笑った。




「莉紅…」