あたしは涙をグッと堪えた。 「………莉紅?」 淳君はあたしの顔を覗き込む。 「………もう、やだ…」 あたしはそう言うと生徒会室を飛び出した。 涙を堪えて…。 無我夢中で廊下を走った 生徒会室を出るとき…淳君があたしを呼ぶ声が聞こえた。