「ちょっと座ってろ?」 「………グスッ…うん…」 そして淳君はあたしを壁に寄り掛からせると、立ち上がって目の前の男の子の前に行った。 「………グスッ…淳君?」 あたしは顔を上げた。 「お前さ…一年の石川悟志だろ?」 淳君を彼を見下ろして言った。