「だろ?しかも俺たち、“婚約”してるから」




淳君が得意気に言った。



「あっそうですか~じゃあ、あたしは先に行くんで二人でラブラブしててください」




愛香はそう言うとあたしに手を振ってそのまま去って行った。




「あ、愛香ぁ~!!」




愛香を呼んだが聞こえなかったみたいだった。