途中で少しドライブがてら寄り道をして、マンションに帰って来た私たちは、先生の家に着くと、早速、買い物袋から食材を取り出した。


「もう夕方ですし、私…準備始めますから、先生はソファーで休んでいて下さい。」


「了解。」


素直に部屋へと歩いていく先生。


よし、作るぞ〜!


気合いを入れて、準備をし始めること数分……。



「きゃっ…!えっ、先生!?」


突然後ろから抱きしめる先生に、私は手に持っていた玉ねぎを危うく落としそうになった。