ご飯を食べ終わり、ひと休みした後、私たちは車に乗り、買い物をするために遠くのスーパーへ向かって出発した。


“遠く”ってのは、漠然としてるけど、先生にお任せしよう…。



…と思ってたのに。


「幸歩、ナビして。」


先生が赤信号になった隙に、私の耳元で囁きかける。

「えっ!?ナビ??」


突然の耳元での囁きに驚いていると、先生がニッと笑いながら、私に道路地図を差し出した。


私が先生の運転のナビをするの…?