私が発した望みは 聞こえたのか、聞こえなかったのか分からないけど 彼は何も言わなかった 車まで 2人とも無言のまま歩いた 私は聞いていなくて良かったという安堵と 自分が言った言葉に気恥ずかしさを感じていた 真っ暗な沈黙の中 車に乗り込もうとした その時だった