これが俺の体験


僕達は待つ間、何も出来なかった。

いつもならゲームしたり騒ぐけど、静かにしている。


みんなが漫画を見ていた。


「ただいま」


ドアが開き、玄関から声が聞こえて、僕は少し震えた。

怒ると本当に怖い。

みんなは声と同時に漫画をしまい、ソファーに正座した。

あとはガラス戸を開かれたら……


「ん?なんだ昼飯を食べなかったのか?」


僕は答えない。

そして誰もが何も言わなかった。

心臓がうるさい。

耳にまで聞こえるのは初めてだった。



「おい、寝てるのか?」


足音がガラス戸の前に来る。

僕はそれをじっと待つ。

もう心臓は騒音みたいだ。


そして――


「お話があります!」


ガラス戸が開いたと
同時、
ソファーで一人固まる僕の前で皆が頭を下げていた。