―もっと、刺激的な恋を。―

神楽崎町、新崎市。 私立桜芽学園の三年生――加賀俊はどこにでもいる高校生だ。 間もなく卒業する身ながら何も進路は決まらず、変わらない毎日を過ごしていた。 思い出なんて無いに等しく、当然ながら学園に思い入れはない。 見た目は普通だが、彼には秘密があった。 それは彼をずっと苦しめ、いつかそれが訪れる日に恐怖している。 そのため彼の周りには旧知の友人―― 『旗本清』 と唯一の異性と言っていい、 『藤島奈美』だけしかいなかった。 ある日の通行中、三人は思いもかけない人物に再会する。 それは昔、俊が片思いをしていた女の子であった。 彼女の帰還に俊は知らない振りをする。 そこには復讐の意思があった――

俺は『佳八木､良』 これは壮絶な自分の話｡ 嘘､偽りなどない｡ 見る人は考えて読んでください

ＤＴ３０ 世界を舞台した対戦後、核の乱立による崩壊は全ての人々に絶望を与えた。 価値観の違う世界の首脳陣による、勝手な対戦は当時、人種を根絶やしにするようにも見えた。 しかし彼らは反省する。 自らの野心、欲望が世界を壊した事に。 変わり果てた世界に失望し、彼らは本当の意味で手を取り合うと誓った。 だがその矢先、銀河の果ての生命体が地球人に否を唱える。 自らの星を壊し行く地球人に彼らは我慢出来なかったのだ。 そして彼らは強行手段に移る。 容姿が全く同じになる、ヒューマノイドスライムを世界に巻いたのだ。 ヒューマノイドスライムは容姿を手にすれば、オリジナルを消して行く。 立ち向かう地球人だったが、圧倒的に不利だ。 時代が退行して行くＤＴ４２、ついに地球人の怒りが爆発しヒューマノイドスライムを根絶やしにせんと立ち上がる。 それが特殊部隊――ヒューマノイドハンターだ