正月。 三が日の最終日。 この日を忘れはしない。 戒めのために── そして、お兄ちゃんを思い出せるように── ボクは……刻む。 愚かな自分を嘲笑うように。 三が日の最終日、この日、家族崩壊、そして、破滅への始まりだった。 悪魔は……いつも身近にいる。