学校でのボクは……本当に居場所なんかなかった。 自分が悪いのは分かっているのに、ボクは分からなかったんだ。 毎日、皆から嫌われていたのも知ってる。 だけど、お兄ちゃんの前でだけは泣けない。 辛いのはボクよりお兄ちゃんなんだ。 だからボクはもう1人の自分を作り、泣かないと決めた。 「みんな……元気か?」 「大丈夫だよ!」 ボクは馬鹿だから、いつでも笑うしかない。 それしか知らないから。