「お母、ボク無理だよ」 「あっ良!」 ボクは耐えれなかった。 再び寝室に戻り、ベッドを殴った。 「うぅ……お兄ちゃん」 ボクに力があれば! ボクにおっちゃんみたいに治す力があれば! そう考えるとボクは悔しくて堪らなかった! 助けたい! お兄ちゃんを! 泣いてるお兄ちゃんを死から救いたいんだ! ボクは祈った。 気功術が欲しいと。 治す力が欲しいのだって