「どうしたんだ?その鼻は?」 「ごめん。聞かないでよ」 さっきから鼻がヒリヒリする。 居間に行くと、お兄ちゃんからの電話を持った、おっちゃんがいた。 「ほれ、良。お前と話したいって」 「うん!」 ボクは喜んで受話器を握りしめた。 「もしもし、お兄ちゃん?ボクだよ」 『おはよう良。だめじゃないか。ちゃんと挨拶しないと』 怒られちゃった……