「聖奈、ずっとそばに居るから。そばに居るから」 朱夜は、聖奈をだきしめた。 「朱夜くん、あたし・・・あたしね、だいぶ心臓が弱ってるんだって。あたし・・・死にたくない」 聖奈は、涙をこらえながら訴えていた。朱夜は、聖奈を強く強くだきしめた。