そして キーンコーン カーンコーン 長い長い、午前中の授業が終わった。 あたしは遥に、用事があるからと言って屋上にすぐ行った。 廊下でのみんなの視線が少し痛かったけど…… もうすぐで奏に会えるんだ。と思えばそんなの平気だった。 「はーはー…」 早く来すぎたかな? 誰もいない。 グ~ お腹がかなり空いていたあたしは 持ってきたお弁当を食べ始めた。