お姫様と王子様






──ったく…、ヤベーよ。




資料を取ってきた俺は静かに席に着いた。


岡野さんは男子達に囲まれてる。





これなら当分俺のとこに来ないだろ。




俺はホッとした。


そのとき────…












「神城奏くん…ですよね?」




いつの間にか、俺の目の前には岡野さんがいた。