足は自然と二人の方に向かっていた。 そしてベンチの近くに行くと、婚約相手の声が聞こえた。 「結婚してくれないか」 もう手遅れだと思った。 でもその婚約相手が言った次の言葉に俺は驚いた。 「好きな人いるでしょ」 そう言ったと同時に俺と目が合った。 だから俺はアイツを睨んだ。 そしたらアイツは口元をつりあげて笑いやがった。 まぁ良いか。 美香がまた俺の元に戻ってきてくれて…