雨に恋した華

「へぇ……。可愛い名前だね」


彼は優しく言って、ニッコリと笑った。


「そっ、そんなっ……!虹希さんこそ……素敵な名前ですよね……」


彼に褒められたあたしは、照れ臭さを隠しながら彼の名前を褒めたけど…


自分が発した言葉のせいで更に恥ずかしくなって、咄嗟に俯いた。


熱くなった頬が、全身の熱を上げていく。


俯いたあたしは、顔を上げるタイミングを失ってしまって…


どうすればいいのかわからずに、下を向いたまま固まってしまった。