雨に恋した華

食事中、あたし達は彼の事には一切触れなかった。


お互い敢えて触れない事が、不自然な感じはしたけど…


何となく触れ難くて、自分から話を切り出す事はしなかった。


話した所で、何をどうすればいいのかあたしにはやっぱりわからない。


それに、千晶に彼に話し掛けるように言われたとしても、自分ではどうする事も出来ないような気がして…


オムライスを食べ終えた後も、あたしはとにかくその話題にならないようにする為に、不自然なくらい他愛のない話を続けていた。