雨に恋した華

数分後、注文した料理が運ばれて来た。


この時になると、あたしの気持ちは随分と落ち着いていた。


あたしはオムライス、千晶はミックスサンドを食べながら、他愛のない話をしていた。


ふと奥のテーブルを見ると、あたしの視界にオムライスを食べている彼の姿が飛び込んで来た。


彼と同じ物を食べている。


ただそれだけの事が、すごく嬉しかった。


思わず口元が緩みそうになるのを必死に我慢して、千晶に気付かれないように平静を装いながら食事を続けた。