雨に恋した華

午前中は部屋にこもって、週明けに提出予定の数学の課題を済ませようとした。


だけど…


緊張しているあたしが、大嫌いな数学をまともに出来るハズが無かった。


今からこんなに緊張しているのに、本当に彼に話し掛けられるのかと言う不安が、何度もあたしの頭の中を過(ヨ)ぎる。


どうやって話し掛ければいいのかなんて、全くわからない。


それでも、彼に近付きたくて堪らない。


心の中で何度も葛藤していたあたしは、昼前に身支度を整えてカフェに向かった。