雨に恋した華

翌日。


朝早くに目が覚めたあたしは、カーテンを開けて窓の外の景色を確認した。


その瞬間、笑みが零れた。


千晶の言った通り、外は土砂降りの雨。


確実に雨が止む気配が無い事を感じ取って、心が弾んだ。


だけど…


同時に、全身が緊張感に包まれた。


もうすぐ彼に会える喜びと、今日こそは話し掛けようと言う決意が、あたしの心の中でグルグルと巡っている。


ザーザーと響く雨音に耳を傾けながら、しばらく外の景色を見つめていた。